熊本に行ってきたぜ |
熊本市教育委員会事務局の方を招いて日本トイレ研究所が講演会を開くという事で熊本に行ってきたよ。
講演会の合間を利用して地震でもっともひどい被害を受けたといわれる益城町に行ってみたよ。
行く前にはもう2年も経つんだから相当復旧が進んでいるんだろうなと思い行ってみた。
ところが行ってみると今から水道管の工事看板の写真にあるようにトイレ問題は深刻だったようだ。
それまでは写真のように道路の脇にむき出し水道管が写っているが、その管から各家庭に給水されているようだ。冬凍ってしまったらどうなったんだろうと思ったよ。
水道の復旧にいかに時間がかかるかだ。近くの神社も倒壊したようだ。再建に目途がたっていないようだった。ところで講演会の資料にも井戸があって助かったという被災者の声が書かれていた。
改めて井戸が活躍したなと思ったよ。熊本市内では11万人の避難者が発生した。
地域の防災計画では5万8千人位を想定していたが約2倍の人が避難したため、備蓄物資が大きく不足したようだ。
学校や区役所に寄せられた声ではトイレが断水で使えなかったという声が挙げられていた。
平成7年阪神淡路大震災、そして9年後に新潟中越地震、そして5年後に熊本と平成に入り次々と大震災が起きている。
平成になり次々と大震災が起きているわけだ。
その度に災害時のトイレがひどい状況だということが繰り返されている。
水がなくて使えない又は余りにも汚くて使いたくない等でトイレをがまんし、その為にエコノミック症候群をおこし多くの方がなくなられている。
そのうち女性が8割をしめている。
この悲劇を食い止めないといけないぜ。
熊本市死者数75名(そのうち関連死69名)
地震の直接の被害でなくなられた方は6名だ。